オーディションを受ける時にも、いざ音楽の仕事が来た時のフライヤーに載せる写真も、何かの取材依頼がきた!となった時も。
必要になる自分の「プロフィール写真」。
準備できていますか?
アー写(アーティスト写真)と言い換えてもいいが、それはあなたが仕事をする上で必要になる大事な顔写真。
自撮りや友人に取ってもらった写真でもいいが、本気で歌手になりたい、音楽で食べていきたいのであればきちんとした写真は必ず用意しておこう。
歌のうまさがあなたをプロの歌手にするのではない。
あなたのプロ意識の高さがあなたをプロの歌手にする。
今回はプロフィール写真を撮るにあたって準備するものなどを説明していこう。
1.カメラマンやスタジオを選ぶ
どんなカメラマンに撮って欲しいのか選ぼう。
予算が許すのであれば自分の憧れのアーティストの写真を撮っている人に撮ってもらうのもよし。
カメラマンも色々な人がいる。
「この人をよく表現するには」とカメラのアートワークに拘る人もいるし。
「アーティストの好きなように表現している世界観を切り取る」人もいるし。
その人のレベルに応じてこうした方がいい、とアドバイスをくれる人もいるし。
ただ撮るだけで特にアドバイスなし、という人もいる。
You Tubeなどでモデル撮影の風景などを見てもらえれば話は早いのだが、基本ポーズや構図は撮られる人が考えるものであってカメラマンから指示するものではない。
(すでに撮る構図が決まっていたり、プロデューサーがいれば話は別)
自分にとってどんなカメラマンが必要か、しっかり下調べした上でお願いしてみよう。
「プロフィール写真撮影」や「アーティスト写真」+自分が今いる地域名などで検索すると探しやすい。
もしカメラマンとスタジオを別に予約する必要があるならば自分の想像するいい感じのところを探してみよう。
2.「どういう風に撮りたいか」分析する
カメラマンとスタジオを押さえる事ができたら次は「その写真を見た人にどんな印象を持ってもらいたいか」をベースにカメラで切り取ってもらいたい瞬間をイメージしよう。
具体的にはプロフィール写真などで検索してイメージに近い人の写真を集めておくとよい。
ポーズや表情、角度や姿勢などをしっかりと真似するためのイメージ作りが大切だ。
撮影では時間で取るか、カット数で撮るのかで料金が変わってくるが、明確にポーズや表情が決まっている方が早く撮影が終わるし納得のいく一枚を撮る事ができる。
資料はあればあるほどイメージが付きやすくなる。
自撮りで同じポーズや表情をして本番がスムーズにいくよう練習しておこう。
3.衣装(アクセサリー)を用意する
撮られたいイメージが固まったら衣装やアクセサリーを準備しよう。
これも「2」の段階で固まっているならばベストだ。
自分が着る衣装の質でその人の雰囲気が決まる。
ドレスを着るならより上質なものを。
洋服を着るならしっかりとした生地や質感のものを。
服だけではなく靴までしっかり自己プロデュースしよう。
色合いや服の形状は自分をより美しく魅せるものを準備できるといい。
(骨格診断やパーソナルカラー診断など受けておくと分かりやすい)
何を着たらいいのか分からない人はInstagramやYou Tubeで検索してみよう。
ファッション雑誌のコーディネートを参考にかっこよく着こなせるのはセンスのあるファッション意識が高い人だ。
今からファッションを勉強します、の人は撮影までに絶対間に合わない。
予算もあることだし、自分と似たような体系やイメージしやすい洋服の組み合わせで衣装を準備しよう。
4.髪型やメイクを考える
撮影するのであればヘアメイクとメイクは必須だ。
自分でセットするのが不安なのであれば撮影日当日、撮影前に美容室の予約を取ってやってもらった方がいい。
自分でヘアメイクして納得のいかない出来になるより、多少お金を出してもプロに美しくセットしてもらった方がよい。
メイクについてもお化粧に自身がないのであればプロにお願いしよう。
もしかすると美容にお金をかける事に抵抗がある人もいるかもしれない。
しかし、一度撮ったプロフィール写真、その後何年使うか想像できているだろうか。
毎年撮るものでもないので、3年に一度、5年に一度(芸能人だと10年に一度しか変えない人もいる)の撮影に対してケチってはいけない。
一度しっかりしたものを撮ればその先5年は使えるものなのだ。
妥協すべき点を見誤ってはいけない。
5.当日を最高のコンディションにするために必要な事をする
これ、どんな事をするのかというと
最高のコンディションの自分を想像することが大事だ。
外見をスラっとして見せたいならダイエットが必要かもしれないし、部分痩せのように一部鍛えるべきなのかもしれない。
肌が綺麗な状態が必要であれば毎日のケア+前日のケア。
必要であれば食生活の改善だって必要だ。
姿勢や表情を美しくしたいのであれば、習慣が一番出やすい部分なので毎日気を付けるべきである。
どんなあなたに撮ってもらいたいか、その準備の為にはどんなコンディションでいる自分が最高なのか。
それを考えながら必要な事をしよう。
6.当日リラックスして自分を出しきる
緊張は一番のダメージである。
撮影は楽しんでこそ自分自身の魅力を発揮する事ができる。
緊張するならば緊張しないためにどんな事をしたらいいのか考えよう。
カメラマンさんが明るくてわくわくできる人なら乗っかればいい。
自分の機嫌を自分で取れるのであればテンションの上がることを。
ルーティンを崩さない方がいいなら同じルーティンを。
写真撮影は、楽しい。
難しい事を考えすぎても緊張で出来なければ意味がない。
これまでしっかりと準備をしてきたあなたなら大丈夫。
思いっきり楽しんで撮ってもらおう!
最後に
プロフィール写真は大事だ。
その写真を見てどういう人か想像を膨らませてマッチした仕事があなたの元にやってくるし、オーディションを受けるのであれば事務所の雰囲気に合っている写真ならば受かりやすい。
先日書いた「自己プロデュース」がしっかりと活かされている写真であれば仕事を取りやすくなっているはずだ。

プロの歌手になりたい、と言っているのにSNSの写真が自撮りの加工しまくりだったり、友達と「うぇーい」している時の写真なんてことはないだろうか?
自宅で撮った背景に私物が移っていたり壁やクローゼットが移っていたり、光が普通の蛍光灯で顔に影が出来ている写真なんて使ってないだろうか?
ライブハウスの薄暗くてバックから照明が当たって顔がよく見えない写真は使っていないだろうか。
プロになりたいのであれば、しっかりとした写真を用意しよう。
プロのSNSのアイコンは友達とうぇーいしている写真を使っているか?
そこから意識を変えなければプロになるのは到底無理だ。
歌のうまさがあなたをプロの歌手にするのではない。
あなたのプロ意識の高さがあなたをプロの歌手にする。
最後にあなたの人生があなたの思うままに歩いていける日であることを願っている。
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