こんにちは。
ボイストレーナー・話し方講師の新田知代です。
「歌手になりたい」「歌い手になりたい」
そう口にする人はとても多いです。
でも実際に
その夢に向かって行動している人は
驚くほど少ないように感じます。
私はこれまで
夢を語る人と
夢を現実にしていく人の
両方を見てきました。
今日は
歌手・歌い手になるという夢を
「本気で叶えたい人」に向けて、
現実的な道筋をお話しします。
1.歌手・歌い手になる王道ルート|オーディションから事務所所属を目指す方法
一番オーソドックスなやり方です。
オーディションを受けて
養成所に入る、
または事務所所属歌手になる道です。
数多くあるオーディションを受け
合格すれば養成所預かりとなり
レッスンを積みながら
内部オーディションを勝ち抜いて
メジャーデビューを目指します。
近年ではその様子がTVやYou tube等で
公開されているので
目にした方も多いかもしれません。
一番オーソドックスです。
また中には、養成所を経ずに
オーディション合格=即デビュー
というケースもあります。
ただしこの「合格」のハードルは
想像以上に高い。
事務所の看板が大きくなればなるほど
応募者は一気に増えます。
当然、審査は効率化され
書類審査・音源審査・面接・実技審査など、
何段階もの選考が設けられます。
特に最初の関門である
書類審査・音源審査の段階で
ほとんどの人が落とされます。
ここを通過できるのは、
「すでにある程度の準備が整っている人」。
・ボイトレを受けていて歌の基礎がある
・ライブなど人前で歌った経験がある
・容姿やキャラクターに強みがある
・一芸や個性がはっきりしている
・書類から人物像ややる気が伝わってくる
こうした要素が、複合的に見られます。
つまり、
オーディションは「才能を見つける場」
というより
「準備ができている人を選ぶ場」
に近いのです。
狭き門ではありますが
通過できれば大きなチャンスが掴めるのも事実。
だからこそ、
オーディション組を選ぶのであれば、
勢いや憧れだけで挑むのではなく
“受かるための準備”をした上で
臨むことが欠かせません。
その準備については
また別の記事で詳しく書きます。
2.事務所に入らずに歌手活動を始めるという選択肢
また事務所に所属しなくても、
個人でシンガーとして活動を始めるという
選択肢もあります。
特にまだ人脈やツテがない場合でも、
地元のライブハウスは
常に出演者を募集していることが多いです。
InstagramやX、ホームページを調べて
「歌の活動をしています。
出演の相談は可能でしょうか」
と問い合わせてみるところから
始めても構いません。
タイミングが合えば
イベントの一枠として
30分前後の持ち時間で
出演させてもらえることもあります。
すでにボイトレに通っている
知り合いにバンドマンがいる
といった繋がりがある場合は
信頼関係を大切にしながら
ブッキングを相談するのも一つの方法です。
バンドを組んでいなくても
カラオケ音源を使って
ステージに立てる場所は意外と多くあります。
こうして少しずつステージを踏んでいくと
バンドマンやライブハウスの方と知り合い
そこからさらに音楽関係者との
繋がりが広がることもあります。
実績を積み重ねた結果
メジャーデビューに繋がるケースも
実際に存在します。
地道ではありますが、
シンガーソングライターに多いのが
このタイプの道です。
活動を重ねることで
知名度も少しずつ上がり、
オーディションを受ける際にも
自己PRとして書ける実績が増えていきます。
3.歌い手としてインターネットで活動する方法|YouTube・配信という道
今はインターネット上で
歌手・歌い手として活動できる場所も
たくさんあります。
たとえば、
・You tube、Twicth
・Tik Tok、SHOWROOM、IRIAM等配信アプリ
活躍の場はとても広いです。
楽曲をレコーディングして公開すれば
その時点で
「歌手・歌い手として活動している」
と言って差し支えない時代。
レコーディングについては
最低限の機材や録音ソフトを揃えれば
自宅でも始めることができます。
DTMやパソコン操作に
苦手意識がある場合は
最初から無理に全部を
自分でやろうとしなくても大丈夫。
レコーディングスタジオで
プロに録ってもらう、という選択肢も
十分に現実的です。
ただ、歌手・歌い手として
活動を続けていく以上、
パソコンや機材と
完全に無縁でいることは難しいのも事実。
「得意になる」必要はありませんが
簡単な宅録ができる程度の知識は
少しずつ身につけておくことを
おすすめします。
実際、メジャーで活動している歌手でも
最低限の録音環境を扱えることは
今や珍しくありません。
そして、このインターネット上での活動は
そのまま自己PRの材料になります。
オーディションを受ける際にも、
「これまでにどんな発信をしてきたか」
「どんな歌を届けてきたか」を
具体的に示すことができるため、
本気でオーディションに挑むのであれば、
取り組んでおいて損のない活動の一つです。
4.オーディション以外で音楽事務所にアプローチする方法
オーディション以外にも
音楽事務所の公式サイトにある
お問い合わせフォームなどから
自分の歌やプロフィール
活動内容を送るという方法もあります。
正直に言うと
決して王道とは言えませんし
おすすめしにくい方法ではあります。
ただし、このやり方で実際に
声をかけられ、デビューに繋がった
ケースが存在するのも事実です。
大切なのは、
「とにかく送ればいい」
という話ではない、ということ。
他の人と同じ内容
同じ熱量
同じ自己PRでは
どうしても埋もれてしまいます。
だからこそ、
この人は何者なのか。
なぜ今、この事務所なのか。
何をしてきて、何を目指しているのか。
そうした背景や意図が
きちんと伝わる形でなければ
印象に残ることはありません。
興味を持ってもらうために
やみくもに手段を選ばない
という意味ではなく
「どうすれば記憶に残るか」を
考え抜く必要がある、ということです。
本気で夢を叶えたいのであれば、
勢いや根性論ではなく、
勝ちに行くための行動を選ぶ。
その覚悟と戦略が、
結果を分けるポイントになります。
まとめ|歌手・歌い手になる夢は「行動した人」から叶っていく
「あれ?ボイストレーニングを受ける、
が選択肢に入っていない?」
そう感じた方もいるかもしれません。
そう。
ボイストレーニングは
夢を叶えるための“目的”ではなく
あくまで「必要な一つのコマ」です。
夢を叶えるかどうかを決めるのは、
どのレッスンを受けたかではなく、
自分がどう行動してきたか。
歌手・歌い手になりたいのに
歌が未熟なままであれば
当然、聴いてもらうことはできません。
だからこそ
ボイトレは「魔法」ではなく
土台を整えるための必須科目になる。
それだけの話です。

今回お伝えしてきた
オーディション、個人活動、ネット発信、
事務所へのアプローチ——
どの道も、実際に
プロとして活動している人たちが
通ってきた現実のルートです。
私自身も、その道を選び、
迷い、動き、試し続けてきました。
音楽の勉強だけでは
仕事にはならないと気づいたとき
必要だったのは
さらに学ぶことではなく
行動することでした。
夢を叶えるために必要なのは
特別な才能でも
完璧な準備でもありません。
「動き続けること」。
この記事が、
あなたが次の一歩を考える
きっかけになれば嬉しいです。
もしこの記事を読んで、
「自分は、どの道を選ぶんだろう」
と考えたなら、
次はこちらの記事も読んでみてください。

夢を追い始めた人が、
次に必ず悩むポイントについて
正直に書いています。



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