自分の歌に抑揚がない、という悩みをよく聞く。
歌を聞いてみると確かに一本調子で抑揚がついていない事があるのだが、そもそも抑揚が何なのか理解しないまま抑揚をつけようとしている事も同時に分かる。
抑揚って何なの?どうやってつけるの?
その初級編を今回はお伝えしようと思う。
1.抑揚とは
一口に言えば声の強弱や声色の使い分け、言葉の発音などによりその曲をどう表現するのかという部分だ。
音楽的に表現したい
→アーティキュレーションをしっかりつける(楽譜の指示を守る+自分の解釈で演奏)
歌詞の内容をしっかり表現したい
→言葉に対するテクニックをしっかり使う(しゃくり、ビブラート、こぶしなど)
歌における基礎(音程が良い・リズムが崩れない・グルーヴがある)はどの音楽ジャンルでも同じだが、自分が歌いたい音楽ジャンルによって必要とされる能力値が変わる。
声楽であれば発声の美しさや楽曲の理解度、表現力。
ポップスであれば「その人しか持っていない個性」(声でも歌い方でも)が生かされているか。
あなたの今歌おうとしている曲のジャンルは何だろうか?
2.あなたが歌おうとしているジャンル
流行している曲、カラオケに配信されている曲は全般的に「ポップス」だ。
ポップスはクラシック(歌なら声楽)以外のポピュラーミュージック(大衆音楽)が該当する。
ここで「合唱」「ジャズ」「ロック」「アイドル」「歌謡曲」「演歌」など細分化されたジャンル分けはひとまず置いておく。
個人的に思うが最近は個性を前面に出すことが多く、造語のジャンルが多い・・・
こういうのはざっくり分けてそこから細分化された内容を見ていく方がよい。
声楽を習っているのであれば声楽の歌い方を。
カラオケで歌う、地声でかっこよく歌いたいのであればポップスの歌い方を。
自分がどんな歌い方を勉強すれば合うのか分からない、そういう時はどちらのレッスンも受けてみるといい。
無料でなくても体験レッスンをしているところは多いのでボイトレ行脚も大事な勉強の一つになる。
因みに私の元に通って下さっている方でスクールの大小関係なくボイストレーニング体験レッスンを15件ほど受けて、ここだ!と私を選んで下さった方がいます。
これだけ受けると先生に指摘を受ける箇所が同じだという事に気づいて自分の強みと弱みを知る事ができた、と言っていたので悪くないやり方と思います。
3.抑揚の付け方
抑揚の付け方はさっくり2つ。
①音高に合わせる
②歌詞の内容に合わせる
①は発声的に楽に歌う事ができる。音が高くなったら声量を大きく出す、音が低くなったら声量を小さく出す。それだけだ。
高音を地声で出したい、という方は①を徹底的に鍛える事をお勧めする。
②はプロのポップス歌手が使う、言葉がより伝わりやすい歌い方だ。
抑揚をつけたいと考える人は②をお勧めするのだが、ちょっと込み入った話になる。
今回は最後に初級編の練習方法を教えよう。
4.プロの歌手の歌い方を徹底的に完コピする
この一点につきる。
あなたは完コピして歌えますか?
CD音源で分からない時はYou Tube等を使ってライブ音源を聴くといい。
その歌い方を自分の声で再現しよう。
それが抑揚をつけて歌う第一歩になる。
再現できているかどうかは録音して聞き直すといい。
この時点で真似ができない、やり方が分からない人はボーカルトレーニングを実施してくれるボイストレーニング教室に通うことをおすすめする。
一人でやってみて分からないのであればお金を出してプロの手を借りた方が早い。
最後に
抑揚についてはまた別の機会に伝えたい事が山ほどある。
改めてお伝えする時に、今回の事をしっかり生かしたうえで記事を読んで欲しいと思う。
読んでくださった方の歌がより上達するよう、心より願っている。
【ボイストレーニングはこんな人にオススメ】
・歌がうまくなたい
・いい声になりたい
・プロの歌手を目指したい
・カラオケで高得点を取りたい
・高い声が出せるようになりたい
・低い声が出せるようになりたい
・リズム感を身に着けたい
・声で人生を変えたい
【ボイストレーニングを受けるとこんな効果が!】
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・音程が正しく取れるようになる
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・歌が上手に歌えるようになる
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