【歌がうまくなりたい!】一人でもできる歌のうまさの基準値を満たす練習方法

その他テクニック
ともよせんせー
ともよせんせー

こんにちわ、ボイストレーナーのともよせんせーです。
今日もお話していくよ~✨

「歌がうまくなりたい」
「どうしたら歌ってうまくなりますか」

と相談をもらう事が多い。
「プロになりたいです」「ライバーになりたいです」よりずっと多い相談だ。

この人本気だな、と思ったら私は逆に質問をする。

「あなたの歌のうまさの基準って何ですか」

声の良さ?
音程やリズムの正確さ?
歌唱力?
表現力?
魂のこもった歌い方?

実は「歌がうまい」という部分は人によって価値観が異なるため
明確に「これが出来たら歌がうまい」というものがない。
生身の人間が歌っている声が好きな人もいればボーカロイドみたいな人工音声が好きな人もいるしね。好みは人それぞれ

ただし、歌という学問の中でちゃんと基準はある。

それは「歌っている時に音程とリズムが正確である事」

今回はここにフォーカスを置いて
ボイストレーニングに通わなくても一人でできる練習方法についてあげていく。
この記事を読めば個人練習ができてレベルアップすること間違いなしだ。

前提

「この部分のここが上手く歌えないから下手なんです」というのはそもそも間違った認識。
全体的にバランスよく上手に歌っているからこそ、その下手な部分が目立つ。

カラオケに行って友達の歌を聴いている場面を想像してみて欲しい。
友達がサビの一か所「ここは聴かせどころ!」という部分の高音を外したとする。

友達のカラオケの点数が60点台であれば「まぁ外すよね」となるだろうが
90点台をキープする子なら「こんな上手な子でも音を外すくらい難しい曲なんだ」と
思うのではないだろうか。

つまり客観的に見ると
60点台→全体的に音を外したり、リズムが乱れがち
90点代→全体的に音やリズムは外さない
という事実が見えてくる。

一か所だけが下手だから下手なのではない。
「全体的に下手」だから下手なのだ。

逆に言えば「全体的に音程がしっかり取れてリズムが合っている」のであればカラオケの点数は90点オーバーは確実だ。
カラオケの採点は「歌のうまさ」を表してくれるものではないが「歌のうまさの基準値」は教えてくれる。
(歌のうまさ→人の価値観や感性によって変わる、歌のうまさの基準値→音程とリズムの正確さ)

じゃぁ、どうやって90点台になる練習をすればいい?
音痴な私でも90点台は取れるの?

大丈夫、できるようになる時間は人によって異なるが絶対にできる。
私だって最初は60点からのスタートだった。そこから今は90点オーバーが当たり前。
ボイストレーナーだから当たり前なんじゃない、音大出てるから当たり前なんじゃない。
練習して、できるようになったから当たり前になっただけだ。

正しい練習方法と積み重ねた時間は絶対に自分を裏切らない。
次からは具体的な練習方法について書いていく。

1.全体を通して歌った時に引っ掛かる場所をあぶりだす

まず頭からお尻まで全部通して録音しながら歌おう。
聞き直した時に毎回間違える場所や突っかかる場所は大体同じのはずなので共通点をあぶりだす。
歌詞を印刷するかメモ帳に書き起こしておいて、それを全部書き込もう。

1回の録音について、最低10回は聴きこんでミスっている場所を全部書き出こと

サビだったらサビの特定の場所。
全部のセクションを通して歌の入り方だったら歌の入り方。
歌詞の中の一か所だけならその部分。

大事なのは「全体を通して目立っている部分」であること。

自分が「一番力を入れたい場所」ではない。

全体的に安定感がないなら、声の出し方やリズムの取り方。
全体的に音程が悪いなら音程。

「サビのここが歌えないんだよなぁ」
となる部分は必ず同じ場所だが、実はその他苦手なつまずく場所は1番も2番も大体一緒。
共通点を見つける事ができたら部分練習すればいい。

2.各セクションのリズムと音程チェック

聞き直すだけだと正しいかどうか分からない、判断できない!そんな人もいるだろう。
そんな方にはリアルタイムで合っているかどうかチェックする方法を教える。

その場所の炙り出しをしたい時にお勧めの方法は以下の通りだ。

①右耳はイヤホンで原曲を聴く
②左耳は外の音が聞こえないように塞ぐ
③原曲と一緒に歌う

原曲と自分の声が脳内でmixされるので「どちらが、どうズレている」のか分かるはずだ。
何回も繰り返し歌って自分の歌が原曲と一寸もズレないように練習してみよう。

そして音程もリズムもズレなくなったらカラオケでガイドメロディを切って歌う、録音、聴きなおす。
ダメなところがあったら①~③を繰り返し、頭の中に基礎音程とリズムを叩きこもう。

無理に地声で歌う必要はない。
それは次の段階の練習であって、地声と裏声でしっかり音程とリズムを合わせてから歌おう。

ちなみに、何回やっても自分の声と原曲のズレが分からない人はボイストレーナーの元へ通おう。
プロの力を借りた方が早い。

3.部分的に発声で辛いところををあぶりだす

音程とリズムが正確に取れるようになったのであれば次のステップだ。

地声や使いたい声を使って「こんな感じが理想!」の歌い方をしてみよう。
できれば録音して聞き直せればGood。

そこで音程やリズムが崩れているようなら「発声」の仕方が悪い証拠。

単純なロングトーンやスタッカートでの発声練習ではなく、歌唱時の発声が整っていない事が原因だ。
その場合は崩れてしまっている部分を発声練習の状態まで落とし込んでやってみよう。

<例>
とある一か所だけ高音が出せない
①高音を出す練習
②高音が出るようになったら少し前の部分から繋げて練習
③全体を通して練習

※どこかのタイミングで失敗するようなら前の段階に戻って、声の出し方や体の感覚を覚えて再チャレンジ。感覚を覚えてどんなメロディの時でも再現できることが大事。

地道な練習になるが全体の質を高める間違いのないやり方だ。
これができるようになったらだいぶ歌が上達しているだろう。

ちなみにいくらやっても出来ない、やり方が分からない人はボイストレーナーの元へ通おう。
絶対にプロの力を借りた方が早い。

4.カラオケに合わせて歌う

最後は仕上げだ。

You Tubeなどのカラオケ動画でいいので、カラオケに合わせて歌ってみよう。
そして録音して聴き直す。

ズレている部分や音程が会っていない部分をピックアップして練習して精度をあげていこう。

歌の上手い人ほど自分の声や歌い方とめちゃくちゃ向き合って練習している。
あなたが上手になるためにはこの「向き合って練習する」事が本当に大事で一番時間をかけた方がいい。

向き合って練習すればするほど、あなたは歌が上手になれる。

最後に

今回お伝えした練習方法はプロがやっている練習方法でもあるが、実はプロ以外の子もやっている。
You Tubeに趣味で「歌ってみた」をあげている子は勿論、素人でも「歌がうまくなりたい」という気持ちがある子は大体やっていると思ってもらっていい。

自分の歌を成長させるのは自分自身。
勉強の仕方が分からなければテストで赤点を取るのが簡単なように
歌の練習の仕方が分からなければ歌のうまさの基準値は満たす事ができない。

正しい練習方法を知って地道に練習を重ねれば絶対に「歌がうまい人」になれるのが歌のいいところだ。
センスや生まれつきのいい声なんて持っていなくても、あなたは歌が上手になれる。

そして過去の私がそうだったように
歌がうまくなると「いい声だね」と褒められるようになる。
それは嬉しくて、少し恥ずかしくて、とても誇らしい気持ちになる。

大丈夫、あなたは絶対に歌がうまくなる。
私が教えた事をしっかり受け止めて練習に生かせるあなたは絶対に大丈夫。
安心して上達していこう!

【歌がうまくなる、がゴールじゃない】
アーティストを生み出す凄腕ポジティブボイストレーナー
NEWNESS MUSIC代表 新田知代

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