「歌がうまくなる」ゴールじゃない
夢を叶え、さらにワンランク上のステージへ
NEWNESS MUSIC代表
アーティストを生み出す
凄腕ポジティブボイストレーナー
新田知代です✨
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こんにちわ！新田です。
今回は音楽の話は一切しません。
タイトル通り、「マルチ勧誘っぽい人と話をした」この話です。
本人が否定していた為、本人を信じるならばマルチではないのですが、こういう会話の流れになるとマルチや宗教勧誘と似て人に警戒されますよ、という自分自身の自戒も込めて書きました。
体験者本人が書いているため、どうしても穿った見方や決めつけてしまっている点があります。
この記事は特定の団体を批判したり、人を誹謗中傷するために書いているわけではありません。
ただ体験談として書いているだけですのでご了承の上、お読みください。
昨今、どんなに遠く離れた場所にいても会話ができるオンラインツールがあって、人と会う事が楽になったなーと感じます。
場所も距離も関係なくお顔を見て話せる機会って素敵。
勿論実際に顔を合わせて話した方が空気感や人柄も伝わりやすいですが、オンラインでも十分と思っています。
実際にお仕事の打ち合わせなんかもZoomの方がダラダラせずにスムーズに進む事が多いですしね。
レッスンも対面とオンラインが半々だったりするのでオンラインで人と話すのは慣れたもの。
そんなわけで、私は結構オンラインで人と話す事が好きですし、抵抗がありません。
だから、インスタで「実際に話してみませんか？」のご連絡にはホイホイ乗っかって話に行ったんですよ。新しい人と話せる～楽しみ～！と思っていて。
その一コマの、お話。
1.オンラインで話すまでのきっかけ
その方とはInstagramの交流で知り合った方。
お名前をAさんとしておきましょう。
Aさんのストーリーズで交流会やってみます～興味ある方いますか？と募集していたので「どうせ抽選だろうし当たらないやろな～」と思いつつ応募してみたところ、DMでご連絡が。
限定〇〇名の方とお話できればと思っていて発信しました！
ぜひ一度Zoomでご挨拶させてください
とのこと。
限定〇〇名、って特別感出してくるから少人数開催する交流会なのかな？と思いつつ、返答。
日程調整の上、Zoomで話す事になりました。
因みに「特に親しくもない人といきなりZoomで話すの怖くないんですか？」とよく聞かれるのですが
私が大切にしている事柄の中に「たくさんの人の話を聞く、話す」というものがあります。
よほど「こいつ近寄らないほうがいいな」と思う人には最初から近寄りませんが、人や物事に興味を持つ事は自分自身の成長に繋がるのでなるべく多くチャンスを得たい。
ましてやフリーランスで仕事をしていると思いもよらなかった人の繋がりなどでお仕事が生まれたりするんですよね。下心丸出しで言えばこの会合すら経営者視点から見るとビジネスチャンスになるわけです。
使わない手はない、だから初対面の人でもチャンスがあれば話に行くのです。
2.いざ、Zoomミーティング（交流会）開始
相手はお若い男性の方。
結構イケメンでドキドキしながら楽しませて頂きました。
＜私が交流会に挑んだスタンス・目的はこちら＞
・自己紹介で相手を掴む
・できれば名刺をもらう
・相手がホスト側なので、私は会話の優先権を取らない
・おそらくフリーランス同士なのでお互いの仕事の話をしたい
・相手の方がフリーランス歴長いようなら聞きたい事を聞く
・情報交換できるものがあればする
・せっかく知り合えたのでお互いの仕事で何か絡めるものがないか聞く
そもそも今回の交流会の内容がふわっとしていたので、普通の異業種交流会っぽい内容で挑めばいいかな、と。
60分の交流会なんてあっという間なので、雑談で繋いでいけばOK。
あわよくば自分の提供できるものや、相手の困りごとを聞き出して提案・交渉して契約や次回打ち合わせに持っていければ万々歳だなと。
ともよせんせー、めっちゃ攻める、って思うやん？？
こういう交流会って営業の仕事で言えば「アポイントが取れている状態」。
営業ってアポイントを取るのが大変なのよね。。。
営業トークに関してはそこまで苦手意識はないので、そこから先は問題なし。
お互いにWin-Winとなる楽しい話の会にできればいい。
でもそんな事は口に一切出さず、胸に秘め。
あからさまな下心は一切見せず、交流会はスタートしました。
3.自己紹介編
お相手は20代半ばの男性。
詳細な学歴や経歴は特定に繋がってしまうので伏せますが、社会人経験が浅くとも頑張っていらっしゃるんだろうなという感じです。
オープンな性格で明るいので、年上の方から可愛がられるタイプでした。
飴ちゃんあげたくなった。
で、まずはお互いの自己紹介です。
相手の自己紹介は以下の通り。
今やっている事業は女性、特に子育てをしている女性の自立支援事業、特に採用事業を行っているとのこと。
その事業は国も関わっていて、大きなスケールになっていて事業拡大が見込めているとのこと。
いい仕事してるんだなぁという印象。
特に今は結婚や出産を機に一度退職された方を再雇用する動きや、女性採用に関する国の支援が活発になっているから純粋に時流に乗っている、ニーズを掴んでいるんだとちょっと尊敬しました。
がしかし。
特にこちらが質問したわけでもないのにこの仕事を始めたきっかけも彼は話してくれました。
自分には年が離れた兄弟がいて、出来のいい兄弟と自分はいつも比べられていました。
それが嫌で仕方がなく、どうして比べられてしまうのが疑問だったんです。
自分自身の過去の経験から、子育てをするのは基本的に女性、ママ。
自分が兄弟と比べられたり、やりたい事が出来なかったのは経済的な自由が少なかったから。
その点に気付いてから、なぜ子育てをしている女性が経済的な自由が少ないのか、
自分がそこで何か手伝えることはないかと模索した結果、今の仕事をすることになったんです。
とのこと。
生い立ちから今の仕事に繋がる方向性に若干ズレを感じたのですが、理由は人それぞれだよなぁと思っているので追求せず。
というか、聞いていないのに仕事を始めたきっかけって、普通話さなくない？
因みにこのタイミングで会社名を聞いたのですが、ごまかされて答えてもらえませんでした。
オンライン名刺頂けるかな、と思ったけれどそれもなく。
定型文のように「お仕事なにされているですか？」と聞かれたのでお伝えする。
音楽での稼ぎ方については聞かれる事が多いので概要をお話しつつ、「フリーランスなのは変わりないので、自分で営業する事もあるし、仕事をこなすのは同じですよ」とお伝えした。
同じフリーランス（経営者）として話しているつもりだったけれど、相手から「？？？」という雰囲気が出ていてちょっと違和感でした。
4.せっかくなので相手の仕事の事を聞いてみよう！と突っ込んでみる
女性の自立支援をされているというお話でしたが、企業の採用担当の方ではないんですよね？
そういう支援団体を経営されているですか？
いえ、僕の場合は事業としてやっているので会社や支援団体ではないんです
なるほど、お一人で支援活動されているんですね。すごいです！
では先ほど、その事業には国も関わっているとおっしゃっていましたよね。
行政とはどのように関わっているんですか？
えーと。。。行政とは絡んでいないんですよね。
？？？？
国が関わっているのに行政と絡んでいないとは？？？
Aさんの自立支援事業や業務内容が謎すぎる。
というか、「事業をやっている」のは分かったけれど職業は「事業家」になるんかな？？
事業家の割に回答がふわっとしてるぞ。。。普通ならもっと具体的にやっている事をこの時点で語れるはず。
5.仕事内容を更に突っ込んで聞こうとしたら将来の事を話してワクワクしましょう！と話を変えられた
過去の事や、今やっている事を話しても話って前に進まないですよね！
未来の事を話してワクワクしませんか？僕はですね～
突然の話題チェンジに違和感しかないが、今回あまりお互いの仕事の内容に触れたくないのかな？と思って乗っかってみる。
僕は将来こうなりたいと考えています！新田さんはどうですか？
Aさんと少し似ている部分があって将来はこうなりたいと思っています。
10年後、5年後、3年後みたいな感じでやりたい事や目標を作ってやっていますね。
へぇ、とても具体的ですばらしいですね！昔からこう考えられるようになったんですか？
せっかく乗っかったから、将来展望に花を咲かせるのかと思いきや、
ふわっとした夢の概要の話を続けられる。
とにかく「欲しいもの」「行きたい場所」「将来やりたいこと」の話を5分くらいされて正直飽きる。
会話の本筋が見えず、感情に訴えてAさんの話のペースに巻き込もうとしているのが見え見えで、この人普通じゃないなービジネスの話どころじゃないなと警戒を強めました。
6.お金の話
やりたい事をやるためにはお金が必要、でも中々稼ぐのって難しいですよね、という話になる。
ご自身の経済状況やお金の事どう考えていますか？
と聞かれたので自身の見解を述べる。
（↓これは新田が語った理想論なので飛ばして読んでもろてOK↓）
自分自身の経済状況やお金に関する事は金融リテラシーを勉強すれば何歳からでも経済的自由はある程度なら達成できる。
だが、Aさんが最初の自己紹介で言ったように子供たちに対してやれる事をやらせてあげるためのお金については親が稼ぐ必要もあるけれど、子供たち自身が金融リテラシーを身に着けてこれから生きる時代である。
現に高校教育でもお金に関する授業が科目として入っているから生きていく上で必要な知識になる。
特に私が仕事にしている音楽は「お金がなくて諦める（お金が続かなくてやめる）、音楽でのお金の生み出し方を知らない、稼げないから諦める」人が多く、いくら才能があっても去っていく人が多い。
金融リテラシーやマーケティング・セールスの知識があれば才能ある人はもっと音楽業界に残っていく、そういう人を増やしたい。
そうすれば音楽業界はもっと盛り上がるし、日本経済の発展の一助となる。
最終的には音楽を通じて日本経済が活発になるよう業界人を増やすため音楽だけではなく経済の仕組み・金融知識・マーケティングなどを教えるスクールを作って社会貢献をしていきたいと考えている。
（終わり）
とお伝えしたところAさんからは「へぇ、すごいですね」との回答。
せっかく気持ちよく語らせてもらったので「Aさんはどうお考えですか？」と聞いてみた。
事業家たるもの、経済の話は出来て当たり前でしょ。事業するなら社会情勢とニーズを掴むのはマストなんだから。
普通だとここで結構話が盛り上がるんですよね。
僕の話はいいんです、具体的にその夢はいつまでに叶えたいんですか？
とのこと。盛り上がるどころかぶった切られた。
何言っとんのじゃこいつ、と思考停止したところに追い打ち。
僕、目標が分からなかったり、具体的ではない事を見定めて自分の中の答えを見つけるお手伝いをしているんです！これ、コーチングっていうんですど
（コーチングは）知っています、不要です
・・・
Aさんを黙らせてしまったのは申し訳ないけれど、私はコーチングを受けに来たわけではない。
単純に交流会をしに来たのです。
途中で「僕ができる価値提供が～」云々熱く語ってくれていたけれど、全然私に対して価値提供してないやん。それ、ただの押し売りのエゴやん。君がコーチングやりたいだけやん。
7.決定打
Aさんの人物像も今やっている事業も、この交流会の趣旨もふわっとしていて話にならないので、会話の主導権を握ってAさん自身の話を聞き出してみる作戦へ。
インスタのプロフィールを拝見して気になったのですが、女性の自立支援をするお仕事で企業勤めではない、行政と関わっていないという事はご自身がコンサルのような形で就職支援をしていたり、再就職関連のサポートをしていらっしゃるんですか？
（ちょっと身を乗り出してくる）いえ、僕がやっている事業はですね。
東京に大きな本社がありまして、そこと僕が直接パートナーシップを契約していまして。
〇〇〇という有名な方がいますが、〇〇〇のビジネス的な育ての親の人が経営顧問をされている会社で、言ったらその方から直接ビジネスを学べるすごい場なんです！すごくないですか？
キナ臭さが一気に爆上がり。
コンサルではない。
東京に「大きな」本社がある（普通本社を「大きな」って言わない）
〇〇〇を育てた人から直接ビジネスを学べる→普通ありえない
へぇ、それはすごいですね。そんなすごい場所でお仕事されているなんて尊敬します。
採用というお話でしたが具体的にどんな採用をされているんですか？
自分はお仕事がなくて困っている人（特に女性やママさん）の相談を中心に受けていて、
就職支援を行っています。東京の本社と自分は契約を結んでいるので、相談者の状況や能力値などを見て支援し、東京の本社に連絡し就職させるという形です。
ん？？んんんんんん？？？
ビジネスの仕組みがマルチっぽくないか？？？？
最終的に人材派遣会社に登録させて別会社に紹介して就職の形を取るとか、色々あるとは思うんだけれど、自分がパートナーシップを取っている会社に相談者を就職させるの？？
支援と言いながら教育っぽい事をしてそうな雰囲気だな？？？
ちょっと怪しすぎる。
この段階で私はマルチの勧誘をする人っぽさを感じて最大限の警戒モードに。
8.せっかくなのでビジネスの話してみた
相手を一経営者（フリーランス）として話を続けてみました。
なるほど、それで就職支援＋採用なんですね～すごいですね。せっかくこの機会に知り合えたので、お互いのビジネスのかけ合わせてや、お力になれる事はありませんか？
例えば、就職支援を希望する女性の中には、自身が持つキャリアを有効活用したいという方もいると思うんです。
その中に音楽をやってきて、ピアノの先生や歌の先生になりたいと思っている方もいると思うんですが、その方たちとイベントをやったり、講演会や交流会を開かれたりしないんですか？
あーいやーうーん、どうでしょう。僕の事業には・・・新田さんのお知り合いの中でお仕事を探している方がいるならご紹介頂くとかそういう形くらいですかねー・・・
そうですか、せっかくの機会なのでと思ったのですが・・・何か新しい事をお互いの事業を使ってできたら楽しくなりますよね
そうですかね・・・
事業提案についても特になく。
自分の仕事にしか興味がないんだろうな～という印象。
そういうスタンスならどうして交流会を開いたんだろう？と疑問になりました。
9.突然の会話の終了
予定していたミーティング終了時間の3分前になって、クロージングどうするのかなー？
と様子を見ていたけれど一向にシメに入らず、黙り込んでしまうAさん。
一応ホストが向こうなので会話の優先権をずっと渡している状態にしていたのだけれど、締めてくれないのでもう少し突っ込んだ話でも聞いてみるか、と思って事業内容について質問をしたところ相手の使っていた会議室の利用時間が過ぎたらしく、次の人が入ってきて慌ただしく終了。
なんともお粗末な結果でした。
10.最後に
以上が私が経験した「マルチ勧誘っぽい人と話をしたエピソード」です。
「国と繋がりがある」「有名なメンター・経営者が顧問をしている事業」の情報をチラつかせたり、「自己実現」「自己表現」「夢を持つ」「お金を稼ぐ」というワードがたびたび出てきたので、たとえ普通の一般的なお仕事をされている方でも結構怪しい感じがする事この上ない感じでした。
と、いうか。
もしマルチ勧誘をしていないとしても、これらのワードを使ったらマルチ疑われても仕方ないし、
一種の宗教勧誘と同じになっている事に彼はきっと気付いていないのだ・・・
使ってもいいんだけどキナ臭さが半端ないんだよ・・・
因みにその後、本人に「もしかしてマルチの方ですか？」と聞いたら否定されていました。
この否定が本当にしろ、嘘にしろ怪しさの方が勝つDMのやり取りで違和感ばかり。
でもこの否定が本当ならいいお仕事をされている事には間違いないので彼の成功を祈るものです。
おわり。
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